TRLE Level BOX
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NGLE講座

■DefaultWindowsFont=

サンプルレベル

http://www.trlevelmanager.eu/download/lightning.zip

構文

DefaultWindowsFont=IdWindowsFont, FLAGS(DWF_...), LineSpacing, MainMenuOffsets, NewGameTitle, LoadGameTitle, NewGameList, LoadGameList, OptionSettings, OptionCmdList, PauseScreen, StatList, InventoryItemName, ExamineText

記述場所

[Title]セクションで使用します。

インスタンスの最大値

特にありません。

使用例

;DefaultWindowsFont1番にメニューを200ピクセルあげるを設定する。
DefaultWindowsFont=IGNORE,IGNORE,IGNORE,-200,IGNORE,IGNORE,IGNORE, >
                   IGNORE,IGNORE,IGNORE,IGNORE,IGNORE,IGNORE,IGNORE

機能概要

メニュータイトルの表示位置を設定します。
メニュータイトル(New Game/Load Game/Optionsなど)の他、FONT_GRAPHICSオブジェクトのフォントは無視され、このコマンドの設定が優先されます。

記述時の注意点・備考

このコマンドを使用する場合はWindowsFontコマンドやColorRGBコマンドの後に記述します。
日本語も指定しようとすれば出来るかもしれませんが、海外のPCには日本語フォントがない場合も考えられます。その場合は文字化けしてしまいます。
レベルを海外にリリースする予定があるのなら、無理に日本語にする必要はないでしょう。
メニューの位置などの表示位置はモニタのサイズによって見え方が違うので、せっかくの文字が画面からはみ出して読めないことがないよう注意してください。

FONT_GRAPHICSオブジェクトとの共存

このコマンドを設定するとFONT_GRAPHICSの設定が無視されます。FONT_GRAPHICSの設定を残したままメニュータイトル(New Game/Load Game/Optionsなど)を変更したい場合は、Title.tr4ファイルにFONT_GRAPHICSの設定をしてください。
こうすることでメニュータイトルのフォントと実際にプレイするレベルのフォントを変えることができます。
その場合このコマンドの設定は必要ありません。

TRLEでもgraphics\wadフォルダにあるFont.pcファイルをFontEditというツールで変更することができました。
NGLEではFONT_GRAPHICSを使うようにしてください。

各フィールドの説明

IdWindowsFont
このフィールドには、このコマンドが使用するフォントの設定のあるWindowsFontコマンドのIDを入力します。
スクリプトでは、最初にWindowsFontコマンドを置き、次にこのコマンドを下に配置することが重要です。
以下の例をみてください。
ColorRGB=1, 255,255,255
ColorRGB=2, 0,0,0
WindowsFont=1, Arial, WFF_BOLD+WFF_SHADOW, 40, 1, 2
DefaultWindowsFont=1, IGNORE(以下略)
この例ではWindowsFont1番の設定をこのコマンドで使用しています。
Flags(DWF_...)
このフィールドには、このコマンドをカスタマイズするDWF_フラグを入力します。
IGNOREと入力すると、このフラグを使いません。
LineSpacingt
このフィールドには、文字と文字の行間隔を入力します。
値は、TRNGによって設定された元の値の100分の1で表されます。
例えば、100と入力すると、変更はありません。
120を入力すると行間隔の20%を増やし、半分に減らすには50を入力します。
IGNOREと入力すると、100の値が使われます。
Offset modifiers
MainMenuOffsetsフィールド以降には、ゲームで表示されるメニューやインベントリーの位置を上下に移動するフィールドがあります。
入力する値はピクセルで表示されますが、プレイヤーのゲーム画面の解像度には違いがあるため、これらの値を1024x768解像度で入力する必要があります。次に、TRNGは実際の画面解像度に従ってこれらのオフセットを調整します。
備考:
テキストを上に移動するには、-10などの負の値を設定する必要があります。例えば、-10は元の位置よりも10ピクセル高くテキストを移動します。
以下のフィールドに数値を入力するとそのフィールドに対応したテキストの表示位置が変更されます。
各フィールドの内容は以下の通り。
MainMenuOffsets
最初の画面の「New Game」、「Load Game」、「Options」、「Exit」
NewGameTitle
「New Game」画面のタイトル
LoadGameTitle
「Load Game」画面のタイトル
NewGameList
「New Game」画面のレベルのリスト
LoadGameList
「Load Game」画面のセーブデータのリスト
OptionSettings
「Options」画面のすべてのテキスト
「Options」、「Control Configuration」、「Music Volume」、「Sfx Volume」、「Sound Quality」、「Targeting」、およびそれらの設定
OptionCmdList
「Option」、「Control method」、およびゲームコマンドのすべてのリストとその設定。
PauseScreen
「Paused」画面のすべてのテキスト
「Paused」、「Statistics」、「Options」、「Exit to title」
StatList
「Statistics」画面のすべてのテキスト。タイトルの「Statistics」をのぞく全て。
InventoryItemName
現在選択されているアイテムの名前。
ExamineText
Examineコマンドを設定した後に表示されるExamineアイテムにリンクされているテキストの位置
上記のすべてのフィールドにIGNOREと入力すると、位置は変更されません。

関連項目

ColorRGB=FONT_GRAPHICSTextFormat=WindowsFont=