NGLE講座

サンプルレベル

特にありません。

構文

Damage=Flags DMG_, SecondsForDeath, SecondsForBarRestore, BarColor, BarName, BlinkPercentage

記述場所

[Level]セクションで使用します。

インスタンスの最大値

レベルセクションの最大インスタンス数：2

使用例

;Damageに間接ダメージバーを設定し、バーを16秒でなくし、
;バーの色を黄色に設定する。
Damage=DMG_INDIRECT_BAR, 16, IGNORE, $F6F923, IGNORE, IGNORE

機能概要

ダメージの部屋や冷凍室のダメージ機能の外観や動作を変更します。

記述時の注意点・備考

このコマンドを使用しない場合は、ダメージの部屋や冷凍室はデフォルト設定を使用します。
デフォルト値：
現在のレベルのスクリプトでDamageコマンドを設定しないと、設定は次のようになります。
一般的なダメージの部屋の場合

Damage=DMG_INDIRECT_BAR + DMG_SLOW_DISAPPEARING + DMG_ALERT_BEEP, >
       16, 6, $f6f923, IGNORE, IGNORE

冷凍室の場合

Damage=DMG_INDIRECT_BAR + DMG_SLOW_DISAPPEARING + DMG_ALERT_BEEP, >
       10, 5, $f924f1, IGNORE, IGNORE

各フィールドの説明

以下の説明にある間接ダメージバーとはダメージを与えるまでのカウントダウンを示すバーのことです。

FlagsDMG_

このフィールドには、ダメージの動作を設定するため1つ以上のフラグを入力します。
NG_Center【Reference】タブのDMG_フラグも参照してください。
「+」記号で追加した1つ以上のDMG_フラグを入力します。
現在、次のフラグがあります。
DMG_INDIRECT_BAR
このフラグは、間接ダメージバーを有効にします。
このフラグがあるとき、間接ダメージバーは減少しますが、ララにダメージはありません。間接ダメージバーが空になったら、ララの体力が非常に速く減り始めます。
このフラグを設定しない場合、すぐにララの体力にダメージが出ます。
DMG_ONLY_PAD
このフラグは、ララがダメージの部屋の床に触れているときにのみダメージを与えます。そのため、このフラグは冷凍室では無視されます。
このフラグを使用して、燃える床や感電する床をシミュレートすることができます。
DMG_INCREASE_BAR
このフラグは、DMG_INDIRECT_BARフラグとともにのみ使用します。
デフォルトでは、間接ダメージバーは満タンで開始し、時間とともに減少します。このフラグを使用すると、間接ダメージバーは空で開始し、時間とともに増加します。
このフラグを使用して、部屋の温度上昇をシミュレートすることができます。
DMG_COLD_WATER
このフラグは、Cold Waterルームのみを変更します。
このフラグを使用しないと、ダメージの部屋の設定に影響します。
DMG_POISON_LARA
このフラグは、ララが一度ダメージの部屋に入ると毒に犯され、ダメージの部屋から出てもその状態が続きます。
DMG_BURNING_DEATH
このフラグは、水のないダメージの部屋にのみ使用します。
このフラグを有効にすると、間接ダメージバー（間接ダメージバーがある場合）は空か、HPバー（間接ダメージバーがない場合）が空の場合、ララが燃えます。
このフラグを使用して、ララが燃えるまで温度が上昇する部屋をシミュレートすることができます。
DMG_BURNING_SCREAM
このフラグは、DMG_BURNING_DEATHフラグとともにのみ使用します。
DMG_BURNING_DEATHフラグを設定した場合、このフラグを設定して、ララに火がついたときに悲鳴を上げるようにすることもできます。
備考：
このフラグは、間接ダメージバーが設定されていないと、叫ぶ時間がないので、ララはすぐに焼け死んでしまいます。そのため間接ダメージバーと一緒に機能します。
DMG_SLOW_DISAPPEARING
このフラグは、DMG_INDIRECT_BARフラグとともにのみ使用します。
このフラグでララがダメージの部屋や冷凍室から出ると、間接ダメージバーは満タンになるまでゆっくりと増加し、満タンになると画面から消えます。
このフラグがない場合、ララがダメージの部屋から出ると、間接ダメージバーがすぐに消えます。
DMG_ALERT_BEEP
このフラグは、DMG_INDIRECT_BARフラグとともにのみ使用します。
このフラグを設定すると、間接ダメージバーが満杯よりも15％（またはそれ以下）まで下がると、バーが点滅し、ビープ音が間隔を置いて鳴ります。
このフラグがない場合、間接ダメージバーは点滅しますが、音は鳴りません。

SecondsForDeath

このフィールドには、間接ダメージバーの無くなる速度とダメージの程度を秒数で入力します。
したがって、大きな数字（例えば40秒）を設定すると、ララを殺したり、間接ダメージバーを減らすのに多くの時間が必要となるため、ダメージは非常に小さくなります。逆に、秒数を小さく設定すると、ダメージは非常に強くなり、ララはすぐに殺されます。

SecondsForBarRestore

このフィールドには、ララがダメージの部屋や冷凍室から離れたときに間接ダメージバーを満タンに戻す速度を入力します。

BarColor

このフィールドには、間接ダメージバーの主な色を設定するRGB値を入力します。
16進形式のRGB値（16進数の場合は「$」接頭辞を使用）は次のとおりです。$RRGGBB
ここで、RR=赤、GG=緑、BB=青の強度。
可能な値は次のとおりです。
$F924F1 ピンク（冷凍室のデフォルトカラー）
$F6F923 イエロー（ダメージの部屋のデフォルトカラー）
$FB8953 オレンジ
$FF0000 赤
$00FF00 緑
$0000FF 青

BarName

このフィールドには、ゲーム内で間接ダメージバーを説明するテキストを入力します。
例えば、このフィールドに「Temperature」というテキストを入力すると、このテキストが間接ダメージバーの下部に表示されます。
備考：
このフィールドに入力したテキストは、English.txtファイルの[Strings]または[ExtraNG]セクションに存在する必要があります。
この制限を回避する方法は、実際のテキストを入力する代わりに[Strings]のインデックス値を直接入力することです。
[Strings]のインデックスを知るには、NG_Center【Strings】タブを使用できます。
インデックスは次のように入力する必要があります。

#12は【Strings】タブのインデックス値 = 12は[Strings]セクションにある文字
!12は【ExtraNG】タブのインデックス値 = 12は[ExtraNG]セクションにある文字

【Strings】タブのインデックスを使用している場合は、テキストがEnglish.txtに存在する必要はありませんが、ゲームで使用する特定のLanguage.datファイルには必要です。

間接ダメージバーの名前を表示したくない場合は、IGNOREまたはヌル記号である「*」（アスタリスク）を入力できます。

BlinkPercentage

このフィールドには、間接ダメージバーが点滅し始める割合を入力します。
例えば、30をBlinkPercentageに設定すると、間接ダメージバーが満タンから30％以下になるとバーが点滅します。
IGNOREと入力すると、デフォルト値の20％になります。

関連項目

ダメージの部屋、冷凍室