TRLE Level BOX
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TRLE講座

■TRLEの歴史(その2)の巻

お暇でしたらお読みください。
Young Lara(以下Y):今回は何のお話し?
Alphonse(以下A):今回はトゥームレイダー(以下TR)シリーズ存亡の危機のお話です。
Y:なにそれ?
A:知らなくて結構。幼いララ様にはツライ話だから。
でもTRLEを語る上では避けて通れない話だからなぁ。
Y:関係ないなら帰ろ。
A:そうだね。この話に限っては。
Y:それじゃ。またね。
A:幼いララ様もいなくなったことだし、会話調から解説調にしてみますか。


レベル製作ツールの時代

当初、TRLEは部屋を作成し、部屋の外観を変え、敵やトラップを配置して終わりという至ってシンプルなものであった。
ところが、trwestを始めとする制作ツールの登場により、

ララの衣装を替えたり、
TRLEには含まれていないTR4の敵を登場させたり、
TRシリーズでは見たこともない風景を実現したり、

と様々な変更が可能になってゆく。

同じ頃アンジェリーナ・ジョリー主演による映画化もあり、ゲームではなく映画からTR界に参入する人も増えTR界のみならず、TRLE界も賑わいをみせ日本人ビルダーによる作品が数多く登場するのもこの頃である。
そして待ちに待った続編「トゥームレイダー 美しき逃亡者」(以下TR6)が発売される。
ところが、TR6はその操作性の悪さから世界的に酷評を受け、TRファンはTR界から去ってゆくのであった。

その一方で、

「TRLEで製作されたレベルの方が面白い」

とTRLE界は、にわかに活況を呈し、数多くのツールが生まれることとなる。
多くのツールが誕生したが代表的なものにtrwest、Strpix、TR2WAD、WADMergerなどがある。


後日談として、これらツールの大半がフリーソフトとはいえ、バグ修正もないまま更新がストップしているものもあった。
説明書(説明書すらないものもある)を翻訳(開発元が海外であった)し、わからなければ海外のフォーラムを調べ、それでもダメなら手探りというなんとも面倒な作業であった。
その煩わしさからか日本人ビルダーは徐々に姿を消していくのである。

また、TR6の失敗によりTR界は開発元がCore Design社からCrystal Dynamics社となり、その挙句TRLEはTR界から無かったものとして封印される。
TR界はレジェンド、アニバーサリー、アンダーワールドと続編をリリースしてゆくが、TRLEの登場によりTR界とTRLE界の作品の比較は、最新作が出るたび繰り返されることになるのであった。。。