TRLE Level BOX
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TRLE講座

■TRLEの歴史(その3)の巻

お暇でしたらお読みください。
Young Lara(以下Y):TRLEはTRシリーズから外されたの?
Alphonse(以下A):外されたよ。
Y:となると私がいるとマズいの?
A:そんなことないと思うけど。
Y:今回も冒険できないんでかえるね。
A:いいよ。長くなりそうだから。
Y:じゃ、またね。
A:幼いララ様が帰った所で前回同様、解説調にしてみます。


機能拡張ツール(TREP)の時代

制作ツールで満足できなくなった海外の根強いファンは、ゲームエンジンの改良に取り掛かった。
TRLEはTR4のゲームエンジンを使用しているものの、一部に機能制限があったためである。
機能拡張ツールTomb Raider Engine Patcher(以下TREP)の誕生である。
これにより、

瞬間移動ができるようになったり、
複数の鏡の部屋が可能になったり、
動かせる足場の上に乗れたり、

と様々な変更が可能になる。
この頃になると、TRLE界のレベルの完成度はかなり高くなり、個人が暇を見つけて製作する域を越えたような作品が登場するようになる。
日本人ビルダーもこの頃になると限られた数名のみとなり、プレイ専門へと移り変わってゆくのであった。

こう書いている私もその一人でしばらくTRLE界から遠のき、TREP及びそれ以降はネット上での情報しか知りえないのであった。

プレイ環境変化の時代

制作ツールも充実し、TREPまで揃ったTRLE界は大作レベルが続々と登場するようになる。
その膨大な数のレベルを管理するためTomb Raider Level Manager(以下TRLM)は誕生した。
TRLMのダウンロードではTRLEもダウンロードされるためTRLM単独でレベルがプレイ可能となる。
また、trle.netで年に一度複数のビルダーによって製作される「Back to Basics」(以下BtB)シリーズなどはTRLE、TRLMなしでプレイが可能となる。

NGLEの時代

TRLEでもTREPでも満足できない海外の根強いファンは新たなエディタの開発に取り掛かる。
「The Next Generation Tomb Raider Level Editor」(以下NGLE)の誕生である。
ちなみにTRNGはNGLEとは別物でNGLE用のゲームエンジンのことである。
時代が前後して申し訳ないが、TRLEが登場する前にTRのレベルを作成できるエディタはすでに存在していた。
詳しくは以下のサイトに譲るとして、TRLEが登場してからはTRLEを公式エディタ、それ以前のものを非公式エディタと呼ぶ。
NGLEはTRLE以後に出来た非公式エディタである。
TRLE以前と区別するため拡張エディタということもあるが、非公式であることに変わりない。
2011年現在NGLEで製作されたレベルは数えるほどしかないため、どこまで普及するかわからないが、これまでと同じく海外で開発されたフリーソフトという構図は何ら変わらない。


雑感

ここまで紹介したものはネットからダウンロードできるフリーソフトばかりとはいえ、バグ修正は最後までしてもらいたいと思う。
便利にするつもりで開発したのだろうが、バグが多いと逆に混乱を招くだけだ。
機能が多くてバグの多いものより、機能は少なくても安定して使えるものの方がいいと思うのだが。。。
TREPやTRLMも登場当時は人気があったのだろうが、今も使っている人はいるのだろうか?
NGLEもそんな感じがしている。
NGLEで作成するための更なる便利ツールなんてのが登場するんじゃないだろうか。
個人的にはNG=No Goodのイメージがあるので、ネーミングからして検討するべきではなかったかと余計なことまで考えてしまう。
TRLEを十分に活用できていないためもあるが、NGLEは、しばらく様子をうかがうといった感じだ。


非公式エディタについて(TREditor、DxTre3D)