NGLE講座
■カットシーントリガ
カットシーンの作成
NGLEではカットシーンをいくつかの方法で作成することが出来ます。
大別すると、以下のようになります。
- フライバイカメラ。
- Demoコマンド。
- FMVコマンド。
- カットシーンのトリガ。
フライバイカメラ
TRLEにもあったフライバイカメラを使ったカットシーンです。
フライバイカメラを数個並べ、それを連続して表示します。
フライバイカメラを有効化するには通常のトリガを使用します。
ACTIONトリガの45番も使用出来ます。このトリガはフライバイシーケンスの中断もできます。
Demoコマンド
Demoコマンドを使ったカットシーンです。
詳しくはDemo=を参照してください。
FMVコマンド
FMVコマンドを使ったカットシーンです。
詳しくはFMV=を参照してください。
カットシーンのトリガ
NGLEから追加されたカットシーンのトリガです。
大別すると、以下のようになります。
- ACTIONトリガを使ったカットシーントリガ
- FLIPEFFECTトリガを使ったカットシーントリガ
ACTIONトリガを使ったカットシーントリガ
ACTIONトリガのカットシーンに関するトリガ。
このトリガを使う際の注意点。
- フライバイカメラ、Demo、FMVと違い、MoveableをActor(被写体)と指定して、そのままカットシーンに使用出来る。
- ActorにはLara、Leading Actor、Extra Actorがあり、大半の機能はLaraかLeading Actorでのみ動作する。
機能概要
- A86(AはACTIONトリガの略。)
- MoveableをActorにしたり、元の状態に戻したり、消したりする。
- A87
- MoveableをLeading ActorかExtra Actorに設定する。
- A88
- Moveableのコリジョンを削除、復元するようですが、機能しませんでした。
代わりにANIMATINGなど一部のMoveableはA61番、A62番でコリジョンを変更することが出来ます。 - A91
- MoveableをPARAM_ACTOR_SPEECHに沿った動作や表情に変更する。
よくわかっていません。
NG_Center【Reference】タブのPARAM_ACTOR_SPEECHコンスタンツや、後述のサンプルレベルを参考にしてください。
FLIPEFFECTトリガを使ったカットシーントリガ
FLIPEFFECTトリガのカットシーンに関するトリガ。
このトリガを使う際の注意点。
- prjファイルに固定カメラが必要。
- A87と一緒に使う場合はA87を先に有効化するようにします。
機能概要
- F84(FはFLIPEFFECTトリガの略。)
- カットシーンへフェードイン。
A87を先につかう。
F381、F382、F383と同じタイミングで実行すると効果的。
フェードイン効果は一度きり。
F85を一度使うと機能しない模様。 - F85
- カットシーンからフェードアウト。
A87を先につかう。
F384、F394と同じタイミングで実行すると効果的。
フェードアウト効果は一度きり。
F84を一度使うと機能しない模様。
FeadOut Standardを使うと黒画面になってしまい、操作できないので注意。 - F379
- Demoコマンドで指定したDemoを再生する。
- F380
- 実行中のDemoを中止する。機能せず。
代わりにDEMOコマンドのDEMF_QUIT_WITH_ESCAPEが利用できる。 - F381
- 追跡カメラをA87で指定したLeading Actorを映すカメラアングルに固定しカットシーンカメラとする。
A87を先につかう。 - F382
- 追跡カメラをA87で指定したExtra Actorを映すカメラアングルに固定しカットシーンカメラとする。
A87を先につかう。 - F383
- 追跡カメラを指定したカメラアングルに固定しカットシーンカメラとする。
- F384
- 変更したカットシーンカメラのカメラアングルを元に戻す。
- F385
- F381、F382、F383で指定したカメラアングルを、指定した距離上げる。
A87を先につかう。
何度でも有効化可能なため注意。
フレーム数を多くすると、ゆっくり視界が上昇する。 - F386
- F381、F382、F383で指定したカメラアングルを、指定した距離下げる。
A87を先につかう。
何度でも有効化可能なため注意。
フレーム数を多くすると、ゆっくり視界が下降する。 - F387
- F381、F382、F383で指定したカメラアングルを、指定した距離近づける。
距離を近づけすぎると反対側へ離れていくので注意。
フレーム数を多くすると、ゆっくり近づく。
何度でも有効化可能なため注意。 - F388
- F381、F382、F383で指定したカメラアングルを、指定した距離離す。
部屋の広さ以上に離さないよう注意。
フレーム数を多くすると、ゆっくり離れる。
何度でも有効化可能なため注意。 - F389
- F381、F382、F383で指定したカメラアングルを、指定した角度に右回転させる。
フレーム数を多くすると、ゆっくり回転する。
何度でも有効化可能なため注意。 - F390
- F381、F382、F383で指定したカメラアングルを、指定した角度に左回転させる。
フレーム数を多くすると、ゆっくり回転する。
何度でも有効化可能なため注意。 - F391
- 指定したDemoフレームでフリーズする。
F389、F390と一緒に使う。
F385、F386、F387、F388とも一緒に使ってみたが、違いが分かりにくい。
- F392
- F391でのフリーズを解除する。機能せず。
- F393
- A87で指定したLeading Actor、Extra ActorかララにPARAM_SWAP_ANIMATIONSのアニメーションを強制する。
A87を先につかう。よくわかっていない。 - F394
- カットシーンカメラのカメラの変更を全てクリアする。
カットシーン終了時に設定する。 - F395
- ララをA87で指定したLeading Actorか、Extra Actorからの視点で表示する。
A87を先につかう。 - F396
- A87で指定したLeading Actorか、Extra Actorをララからの視点で表示する。
A87を先につかう。 - F397
- Von CroyにMeshSwapと同じメッシュを割り当てる。
例えば、ナイフを持たせないことができる。 - F398
- Von Croyに各種設定を行う。
A86を先につかい、Von Croyを有効化する。
例えば、ナイフを持たせることができる。 - F399
- ララの字幕のレイアウトを設定する。
字幕は[ExtraNG]に書き、それをPARAM_ACTOR_SPEECHのSPC_TEXTで指定する。 - F400
- Leading Actorの字幕のレイアウトを設定する。
字幕は[ExtraNG]に書き、それをPARAM_ACTOR_SPEECHのSPC_TEXTで指定する。 - F401
- Extra Actorの字幕のレイアウトを設定する。
字幕は[ExtraNG]に書き、それをPARAM_ACTOR_SPEECHのSPC_TEXTで指定する。
サンプルレベル
http://www.trlevelmanager.eu/download/speech_demo_trle.zip