NGLE講座
■カメラトリガ
カメラの種類
カメラのトリガの説明の前に、TRLEの頃からあるカメラについて説明しておきます。
基本カメラ。ララをカメラから映す。テンキーの0か空白キーで解除可能。
固定カメラ。基本カメラと同じだが、プレイヤーにカメラの解除をさせたくない場合に使用。
CAMERA_TARGET。ララに特定の場所に注目させたり、ララ以外を上記カメラで映す場合に使用。
フライバイカメラ。カメラオブジェクトの赤い円錐内を映す。カメラを複数設置してカットシーンを作成することが可能。
追跡カメラ。ララの姿を後ろから映すカメラ。ゲーム開始時から有効。カメラというより、デフォルトの画面。
戦闘カメラ。ララが武器を構えた時のみ有効になるカメラ。追跡カメラより視野が広い。
この中で追跡カメラと戦闘カメラはprjファイルに配置することはできません。
カメラのトリガ
上記のカメラの内、TRLEでは追跡カメラのトリガはありませんでした。代わりに戦闘カメラに関するトリガがありました。
一方NGLEでは追跡カメラのトリガがありますが、戦闘カメラに関するトリガはなくなりました。追跡カメラで代用します。
そのトリガですが、NGLEのカメラのトリガを大別すると、以下のようになります。
- CAMERAを使ったトリガ
- CAMERA_TARGETオブジェクトを使ったトリガ
- フライバイを使ったトリガ
- ACTIONトリガを使ったカメラトリガ
- FLIPEFFECTトリガを使ったカメラトリガ
CAMERAを使ったトリガ
TRLEにもあったCAMERAを使ったトリガ。CAMERAトリガとでも呼べばいいでしょうか。
機能概要
- 基本、固定カメラのみ有効化可能。
- Timerフィールドの数値(秒数)後にカメラ表示が終了する。「0」はカメラを解除するか、トリガが無効になるまで表示。
CAMERA_TARGETオブジェクトを使ったトリガ
CAMERA_TARGETオブジェクトを使ったトリガ。TARGETトリガとでも呼べばいいでしょうか。
機能概要
- 「Trigger[what to trigger]」をTARGETとする。
- 単体で使用すると、ララに特定の場所を注目させることが出来る。
- 基本(固定)カメラのCAMERAトリガと一緒に使用すると、CAMERA_TARGETオブジェクトの場所を映すことが出来る。
フライバイを使ったトリガ
通常のトリガです。
機能概要
フライバイカメラのコードビットでララの制御を不可能にする場合にはカメラのトリガに『One Shot』を設定します。
でないとゲームを強制終了するまで映像が繰り返されます。
でないとゲームを強制終了するまで映像が繰り返されます。
ACTIONトリガを使ったカメラトリガ
機能概要
A41番(AはACTIONトリガの略。)で基本(固定)カメラを有効化。prjファイルに配置することはできない。エクスポートして使用。
このトリガを呼ぶTriggerGroupが永続的に実行される(床に配置し、その床にララが居続けるとか。)とエラー「error:reached max number of progressive actions」が表示されるため、SWITCHトリガ等と併用すること。
このトリガを呼ぶTriggerGroupが永続的に実行される(床に配置し、その床にララが居続けるとか。)とエラー「error:reached max number of progressive actions」が表示されるため、SWITCHトリガ等と併用すること。
A42番でCAMERA_TARGETオブジェクトを有効化。prjファイルに配置することはできない。エクスポートして使用。
A41番と一緒に使用する場合は、A42番を先に実行すること。
A41番と一緒に使用する場合は、A42番を先に実行すること。
A45番でフライバイを有効/無効化。無効化はフライバイシーケンスを中断できる。
FLIPEFFECTトリガを使ったカメラトリガ
機能概要
- F119(FはFLIPEFFECTトリガの略。)
- 基本(固定)カメラを指定した効果で表示。
エクスポートしてA41と一緒に使用。変更したカメラアングルはF120で解除。 - F120
- F119で変更したカメラアングルを解除。
- F123
- 基本(固定)カメラを指定した効果で表示。
エクスポートしてA41と一緒に使用。変更したカメラアングルはF120で解除。
F119と似ているが、指定できる効果が異なる。 - F214
- 追跡カメラをPARAM_SET_CAMERAに沿ったアングルに変更。
- F215
- F214で永遠に設定したカメラアングルを解除。
- F346
- 追跡カメラをStandByコマンドの設定で表示。
- F365
- 双眼鏡の倍率をあげる。
一度このトリガを実行すると、以降双眼鏡の倍率はあがったままになる。 - F367
- 基本、固定、追跡、フライバイカメラを黒画面にし、指定した秒数後に上下にカーテンを開くような感じで通常の画面に戻る。
秒数を永遠にすると黒画面のままなので、TriggerGroupで指定し、F368で解除すること。 - F368
- F367で永遠に設定した黒画面を、上下にカーテンを開くような感じで解除する。
- F369
- 基本(固定)カメラの上下に黒枠をつける。
エクスポートしてA41と一緒に使用。 - F406
- 基本(固定)カメラをF406で解除するまで強制的に表示。
エクスポートしてA41と一緒に使用。解除は同じF406で可能。
サンプルレベル
http://www.trlevelmanager.eu/download/cameras.zip