NGLE講座
■FogRange=
サンプルレベル
特にありません。
HelpフォルダのFog_Distance.htmに詳しい説明があります。構文
FogRange=StartLimitDistanceFog, EndLimitDistanceFog
記述場所
[Level]セクションで使用します。
インスタンスの最大値
特にありません。
使用例
;Distance Fogでララの位置から10セクターの間で霧を濃くする。 FogRange=0, 10
機能概要
Distance Fogの位置と密度を変更します。
デフォルト値
StartLimitDistanceFog = 12セクター
EndLimitDistanceFog = 20セクター(またはLevelFarView)
記述時の注意点・備考
Distance Fogは、VolumetricFXが無効の場合にのみ表示されます。
VolumetricFXが有効の時は視界限界のように遠くが黒くなる距離を変更するだけになります。
FLIPEFFECTトリガ194、227番を使って、ゲーム内でDistance Fogの始点と終点を変更することもできます。
各フィールドの説明
- StartLimitDistanceFog
- このフィールドには、霧が視認できるセクター数を入力します。
これはDistance Fogにのみ使用されます。つまり、VolumetricFXが無効になっているときの霧です。
Distance Fog効果を高めるには、このフィールドに負の数を入力する必要があります。より大きい値で霧の濃度は強くなります。
備考:この方法では、水面のような透明なテクスチャやオブジェクト(透明または輝きのあるテクスチャ)では、ハレーションが発生します。
その場合は、[Level]セクション(または[Title]セクションですべてのレベルに適用する)に
Customize=CUST_FIX_WATER_FOG_BUG, ENABLED
を追加します。
高密度でDistance Fogをしたいときは、EndLimitDistanceFogフィールドを減らすほうがよいでしょう。この場合、StartLimitDistanceFogフィールドを「0」にして、負の値を避けることができます。 - EndLimitDistanceFog
- このフィールドには通常、WorldFarView(またはLevelFarView)と同じ値を入力します。非常に深いDistance Fogが必要な場合は、この値を小さくします。この値は、ララが見えるセクターの数になります。
以下のように、Distance Fogの式は働きます。
ララからのStartLimitDistanceFogセクターからDistance Fog効果を開始します。(実際にはララのカメラから。)このDistance Fog効果は、EndLimitDistanceFogセクターの距離まで密度100%に達するまで密度を上げます。
したがって、非常に大きなEndLimitDistanceFog値を設定した場合、霧は非常に明るく、遠景も見ることができます。一方、EndLimitDistanceFogで小さい値を設定すると、近景しか見ることができません。