NGLE講座
■NGLEの制限値と新機能の巻
ヘルプと重複するのですが、TRLEユーザのためにNGLEとTRLEの違いについて説明しておきます。
NGLEの制限値について
下記に書かれていない制限値はTRLEと同じだと思われます。
■一つの部屋での制限値
Staticは一つのレベル内で上限はないが、一部屋に設置できるオブジェクトは、MoveableとStatic併せて100個まで。
■一つのレベルでの制限値
- meshes and verticesがTRLEの4倍になったことでプレビューモードやDraw Doorsで落ちることがほぼなくなった。(その代わり最低でもメモリが「256MB」は必要)
- 一つのレベルに配置できるMoveableの上限が1024になった。
- 一つのレベル内のアイテムの上限は6000になった。
アイテムとはMoveable、Static、トリガ、エフェクト(照明やサウンド他)などマップに配置するものすべてと、部屋の接続数が含まれます。 - テクスチャ(TGA MAP)の上限が1タイル64x64ピクセルテクスチャで1024タイルになった。TRLEは256タイル。
- TexInfosの上限1024。
- エフェクト(照明、サウンドなど)の上限768。
- TRLEではゲーム中の表示限界が約20ブロックだったが、最大127ブロックまで拡張できる。(スクリプトコマンドが必要)
- ひとつのメッシュの頂点数は800から1000。Strpixで扱える頂点数の上限がそのあたりにあるため。
- 2DMAPの値は40000ぐらいまで問題なく動作した。ただし、オブジェクトの増加にともない問題が発生するとも考えれる。正確な上限については不明。
- レベルコンバート時のAlloc File Bufferの値も8000000近くまで問題なく動作した。ただし、オブジェクトの増加にともない問題が発生するとも考えれる。正確な上限については不明。
- 部屋の高さ限界は-127から+128まで。(推奨は-120から+120まで)この範囲を超えると部屋の接続が上手くできない模様。
NGLEのその他の新機能について
- エディタ右側のテクスチャパネルがマウスホイールに対応。(上下にスクロールできる。)
- エディタウインドウでの部屋の回転/縮小が異常に高速になる問題を解決。(Shiftを押しながら操作する。)
- サウンドテクスチャマップのバグ修正。
- 新照明セッティング。-と+の間をクリックすると数値を入力して色を変更できる。
- 新ボタンの追加。(ビッグテクスチャ(縦横128x128ピクセル)への対応など。)
- 「Texture」メニューの拡張。
- 新メニューScreenShotsの追加。
- 新メニューShapesの追加。
- 新メニューHelpの追加。
- 既存のポップアップウィンドウのデザイン変更と新機能追加。
- 新ウィンドウ。Settingsウィンドウ(NGLEの細かな設定を行う)の追加。
- NGLEからの制作ツール起動機能追加。
- TREPユーザ向けの機能追加。
- FLIPEFFECTトリガの拡張。
- 新トリガ(ACTION、CONDITION)の追加。
- 新スクリプトコマンドの追加。
- 新Moveableと新OCBの追加。
- 新サウンドエンジン。
- 新キーボードコマンド。(Ctrl Tでテクスチャの三角形の選択範囲を変更できるなど。)
- 新レベルコンバータ。
- 新ツール。NG_Center。およびNG_Centerに付属のツール群。
- 新ツール。MapConverter。
バージョンアップにともない、上記以外の新機能が増える可能性があります。
下位互換
NGLEで作られたprjファイルをTRLEで読み込んでも正常に動作しません。
NGLEの新機能に関する情報をTRLEでは読み取ることができないからです。