TRLE講座
■ENEMY_PIECE
サンプルレベル
TR4「Tomb Of Semerkhet」(semer)
設置時の注意点
TR4の「Tomb Of Semerkhet」のようにするには以下の設定を行います。
セネトのゲームのルール
TR4と全く同じルールなのですが、TR4をプレイしていない方のためルール説明をしておきます。
◇勝敗◇
手持ちの駒3つを相手より早くゴールまで移動させた方の勝ち。
◇駒の動かし方◇
- 壁に4本の棒があるオブジェの前でアクションを押して回転させてください。
- 4本の棒のうち、白い面が出た数だけ駒を進めることが出来ます。
- 動かす駒の色のフロアタイルを踏んでください。その色の駒が移動します。
◇ボード上での駒の移動◇
◆スタートマスの前列のマスでは、駒はゴールと反対方向に移動します。
◆行き止まると折り返して中央列を移動します。中央列ではゴール方向への一方通行です。
◆ゴールのマスに止まるには、ぴったりの数を出してください。オーバーした場合は進めません。
◇ルール◇
◆4つの棒が全て黒だった場合、6マス進ませることが出来ます。
◆6マス進んだ場合、もしくはマークのあるマスに駒が止まった場合、ボーナスとしてもう一回自分の番になります。
◆相手の駒が自分の駒と同じマスに止まった場合、自分の駒はスタートマスまで戻されます。
逆に相手の駒のマスに自分の駒を止めた場合、相手の駒はスタートマスに戻ります。
◇ここからは実際に設置する際の注意点です。◇
◆ゲームに勝つか、負けるかでルートが分岐します。
◆GAME_PIECE、ENEMY_PIECEの配置はハードコーディングされているため変更することは出来ません。
◆ゲームに勝った時のRAISING_BLOCK2の部屋番号0と19とゲームに負けた時のTRAPDOOR1の部屋番号20、21、22、81は変更できません。
注:上記の部屋番号がレベル内にないとゲームが強制終了します。
◆wadファイルにsemerにある以下のオブジェクトが必要です。
ENEMY_PIECE、GAME_PIECE1、GAME_PIECE2、GAME_PIECE3、WHEEL_OF_FORTUNE、GOD_HEAD
駒の配置
駒の配置は上の図のようになります。
青いマスは駒が移動する場所。紫のマスは特別なマスで、そこに自分(相手)の駒が止まるともう一回自分(相手)の番になります。
右端のマスがゴール。ゴールに到着した駒は消えてなくなります。
左の6つのマスに駒を配置します。
- 赤のマスがGAME_PIECE1
- 緑のマスがGAME_PIECE2
- 青のマスがGAME_PIECE3
- 数字のついているマスがENEMY_PIECEで、数字はENEMY_PIECEのOCBの入力値です。
設置方法
- ENEMY_PIECEを3つ配置し、それぞれのOCBの値に「0」「1」「2」と入力します。
- GAME_PIECE1、GAME_PIECE2、GAME_PIECE3を配置します。
- WHEEL_OF_FORTUNE、GOD_HEADを配置します。
- GAME_PIECE1のトリガを赤のフロアタイルに設定します。同様に
GAME_PIECE2のトリガを緑のフロアタイルに設定し、
GAME_PIECE3のトリガを青のフロアタイルに設定します。 - 設定した3つのトリガをPADトリガに変更します。
これでWHEEL_OF_FORTUNEを動かし、PADトリガをトリガするとGAME_PIECEが動きます。
ゲームに勝つと、
部屋番号0と19のRAISING_BLOCK2が上がります。
ゲームに負けると、
部屋番号20、21、22、81のTRAPDOOR1が開きます。
TR4では、ゲーム開始前にフライバイカメラが表示されます。
この時、GOD_HEADをトリガすれば、TR4と同じように壁に一瞬相手の顔を表示させることができます。
また、TR4の頃からのバグとして、ゲーム開始時WHEEL_OF_FORTUNEを回す前にフロアタイルを踏んでしまうとゲームが強制終了する場合があるようです。
その事をREADMEに記述しておいてください。
効果音に必要なSounds.txtの項目
SPINNING_PUZZLE(WHEEL_OF_FORTUNE用)
OCBの値
特にありません。