TRLE Level BOX
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NGLE講座

■Turbo=

サンプルレベル

特にありません。

構文

Turbo=Flags(TRB_..), FPStoKeep

記述場所

[Level]セクションで使用します。

インスタンスの最大値

特にありません。

使用例

;????????を設定する。
Turbo=????????

機能概要

TRNGの表示スピードを上げるための設定をします。
このコマンドは、レベルにフレームレートの問題がある場合、つまりFPSが29FPSを下回る場合にのみ使用してください。

記述時の注意点・備考

説明の最後に、レベルの表示スピードを上げるためのヒントがあります。

各フィールドの説明

Flags(TRB_..)
このフィールドには、1つまたは複数のTRB_フラグを入力します。
NG_Center【Reference】タブのTRB_フラグも参照してください。
FPStoKeep
このフィールドには、保持するFPS値を入力します。
このフィールドは、FlagsフィールドにTRB_ADAPTIVE_FARVIEWを設定した場合にのみ使用されます。
IGNOREと入力すると、デフォルト値は29FPSとなり、FPSが29fpsより下がるとTRNGは新たに29fpsに達するまで遠方の視界の距離を減少させます。
もしあなたのレベルが非常に低いfps、例えば15fpsなら、あまりにも高いFPStoKeep値を設定しない方が良いでしょう。さもなければ、距離があまりにも小さくなります。例えば、20FPStoKeepを入力すると、TRNGはfpsが20fpsより低下した場合に限り、遠方の表示を減らし始めます。
このフィールドは、フレームレートが重要か、遠方の視界が重要か?という質問に答えてくれます。
フレームレートが非常に重要である場合、29(最大値)と入力すると、ゲームでは常にこのフレームレートが維持され、遠方の視界の距離は大きく損なわれます。逆に遠方の視界の距離が非常に重要なら、20fpsのような低い値をこのフィールドに入力します。こうするとフレームレートが非常に低下した場合を除いて、遠方の視界はほぼ常に維持されます。
備考:
TRB_ADAPTIVE_FARVIEW設定を使用しない場合は、このフィールドにIGNOREと入力する必要があります。

レベルの表示スピードを上げるためのヒント

このコマンドでも希望の結果が得られない場合、レベル作成時に少しのトリックを使うことができます。

Staticオブジェクトは、Moveableオブジェクトよりも表示に多くの時間を必要とします。このため、同じ部屋または近くにあまりに多くのStaticがあると、「遅くなる」という問題が発生します。
この問題を解決するには、Staticオブジェクトを同じ外観でMoveableオブジェクトに置き換えるというトリックがあります。
例えば、StaticメッシュとテクスチャをStrpixで置き換えることができます。
元のStaticオブジェクトをエクスポートし、ANIMATINGオブジェクトのようなMoveableにインポートします。
TRNGは、透明なテクスチャを持つオブジェクトがある場合、多くの余分な計算を実行します。けれども、この使い方をあきらめることはありません。場合によっては、透明テクスチャをより詳細な不透明メッシュに置き換えることができます。
例えば円をシミュレートする場合、円に透明なテクスチャを持つ四角いメッシュを使用する代わりに、不透明な三角形を使って円形メッシュを作成することができます。このようにして、望む形をあきらめずに、透明なテクスチャの使用を避けることができます。
このコマンドのAdapative frame rateで作業しても満足できない場合は、現在のレベルの遠景値を動的に変更する新たなFLIPEFFECTトリガ(159番など)を使用して、遠景が縮小されたり、遠景がより広くなる領域を設定できます。
この方法を使用するには、競合が発生するためこのコマンドのTRB_ADAPTIVE_FARVIEWを無効にする必要があります。そして実際にゲームをプレイして、遠景を減じfpsを得られる重要な場所がどこであるかを理解する必要があります。
例えば、多くの木々があって非常に見通しの悪いレベルは、表示が遅くなります。この場合、ララがこの森に入ったときは遠景を減らすトリガを置き、ララがこの森から出て行くときは遠景を広げるトリガを置くようにします。

関連項目

特にありません。