NGLE講座
■_NEW Fish Emitter
NGLEでは新しく_NEW Fish EmitterとしてFISH_EMITTERオブジェクトが追加されました。
_NEW Fish EmitterはTR3で登場したピラニアや熱帯魚のようなものです。
サンプルレベル
http://www.trlevelmanager.eu/download/fish_and_pirahnas.zip
設定時の注意点
OCBで設定する主な値は、魚の数です。「1」から「127」の数値を入力できます。
魚の数はあまり多くしないでください。レベル全体の魚の最大数は「128」です。
魚はLITTLE_BEETLEのリソースの一部を使っているので、この数量はLITTLE_BEETLEにも影響が出ることを覚えておいてください。
魚の群れの代わりに別々の魚を使用する場合は、16匹または32匹で広い水域を埋めることができます。
イナゴやスカラベと魚の相違は、灰色のボックスが認識できることです。
灰色のボックスを使用すると、水域の一部へのアクセスを禁止することも、StaticまたはMoveableの存在を識別することもできます。
実際には、床、壁面、天井のみの衝突をチェックすることを覚えておく必要があります。そのため古い船のようなものを水の中に入れ、船の下に灰色のボックスを置くと、魚はそれを横切るかわりに周りを回ります。
またアンチトリガが機能しません。魚を消すにはFLIPEFFECTトリガ343番を使用してください。
設置方法
- wadにFISH_EMITTERを追加します。
- マップにFISH_EMITTERを配置します。
- FISH_EMITTERのトリガを設置します。
- prjファイルをセーブし、コンバートします。
- ゲームを起動し、FISH_EMITTERが動作していることを確認してください。
OCBの値
NG_Center【Tools2】タブにあるOCB電卓を使用して、このオブジェクトのOCBを計算できます。このツールを使用すると、正しいOCBを簡単に計算できます。
次の値または合計を使用して、同時に異なる機能を有効にすることができます。
- 0
- ララを攻撃しようとする8匹の魚の群れになります。
- +128
- 魚をゆっくりと動かすことができます。
プールや水槽のような狭い空間でこの値を使うと非常に便利です。サンプルレベルの水槽も参照してください。 - +256
- 魚はどんな場合でもララを攻撃したり傷つけたりしません。
魚を装飾的な使い方をする際に使用します。 - +512
- 魚は群れでなく別々に泳ぎます。
魚が群れでいるとき、彼らは群れのボスを中心に狭いスペースに留まろうとします。
群れを利用する利点は、ララが水の中に入ったとき、攻撃的な魚の群れが非常に早く移動することです。
広い水域では、魚が広いスペースに分散されるように群れを無効にするほうがよいでしょう。 - +1024
- 魚の種類がピラニアになります。
- +2048
- 魚の種類がクラウンフィッシュになります。
- +4096
- 魚の種類がバタフライフィッシュになります。
- +8192
魚の種類がエンジェルフィッシュになります。
魚の種類と魚の動作を混同しないでください。
例えば、友好的なピラニアまたは攻撃的なクラウンフィッシュを設定することができます。
魚の種類は魚の外観だけを設定し、その動作は設定しません。備考:
同じFISH_EMITTERに2種類以上の魚を追加することができます。この場合FISH_EMITTERは異なる種類の魚を同じ量、生成します。
例えば、次のように入力すると、
OCB = 2048 + 8192 + 8 =(クラウンフィッシュ + エンジェルフィッシュ + 8匹の魚)= 10248
FISH_EMITTERは4匹のクラウンフィッシュと4匹のエンジェルフィッシュを生成します。- +16384
- 魚がランダムに水から飛び跳ねます。
この設定を使用する場合、魚が水から飛び跳ね、地面で死なないように注意してください。
解決策
水の周りに少なくとも4クリックの高さの壁を作成する。 水の深さが2クリック未満のとき、魚はジャンプできないので、水の部屋の周りに、2クリック未満の浅瀬を作成する。
サンプルレベルでは魚が飛び跳ねて死んでしまうことがあります。
浅瀬を遠浅にするなり、灰色のボックスで制御するなり工夫してください。 - +32768
- 魚がララが近づくと逃げていきます。
「256」の値に、この値も追加して、ララが魚に近づくと恐れて逃げる魚をシミュレートすることができます。
この設定は狭い水域ではなく、広い空間でのみ使用することをお勧めします。