TRLE Level BOX
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TRLE講座

■レベル製作の順序

レベル製作の順序は、
以下のようになります。

  1. インストール
  2. ルームエディタ(Winroomedit.exe)の起動
  3. ルームエディタ(Winroomedit.exe)の終了
  4. 独自レベル用の準備
  5. テクスチャファイルの読み込み
  6. wadファイルの読み込み
  7. ララをレベル内に配置
  8. prjファイルのセーブ
  9. tomファイル(wadファイル)のセーブ
  10. tomファイルからプレイ可能なtr4ファイルへコンバート
  11. Script.txtの編集
  12. 実際にプレイ

-インストール-

TR5(PC版)に付属のレベルエディタをインストールするか、以下のサイトからレベルエディタ(フル)をダウンロードしてインストール。
WinXPで起動する場合はパッチもダウンロードしてインストール。
PS版や廉価版のTR5にはレベルエディタは付属されていません。

www.tombraiderchronicles.com(海外)
「Download TRLE」から

レベルの作成を始めるとさまざまな設定を変更するので、インストールしたフォルダごとバックアップを取っておきましょう。

-ルームエディタ(Winroomedit.exe)の起動-

  1. デスクトップの解像度を1024x768にし、表示色数を16ビットカラーに設定します。
    24ビットカラーではルームエディタを実行できません。
  2. タスクバーの「スタート」 → 「すべてのプログラム」 → 「EIDOS(またはCore Design)」 → 「トゥームレイダー:レベルエディタ」 → 「ツール」 → 「ルームエディタ」の順に選択。
    プログラムを起動します。
    いずれにせよインストールしたフォルダにある「Winroomedit.exe」が本体になります。
  3. 画面の一番下にあるボタンの列を表示するには、AltEnterキーを同時に押して全画面表示にし、タスクバーが隠れるようにします。
    これで全体が画面に入るようになります。
    WinXPではルームエディタが高速回転し使いにくいので、mousepatchというソフトを使って回転速度を変更してください。

-ルームエディタ(Winroomedit.exe)の終了-

  1. ルームエディタの最上部にあるメニューから、「Project(プロジェクト)」 → 「Quit」の順に選択。
  2. 「QUIT:Are You sure?」というメッセージが表示されたら、『OKay』を選択。

-独自レベル用の準備-

  1. 独自レベル用のファイルの作成
    TRLEをインストールしたフォルダにあるgraphics\wadsフォルダを開きます。
    そこに入っているファイルをコピーし、ファイル名(拡張子はそのまま)を変更します。
    ここでは説明上Tut1をtestに変更します。
    Tut1.cd→Test.cd
    Tut1.lar→Test.lar
    Tut1.raw→Test.raw
    Tut1.sam→Test.sam
    Tut1.sfx→Test.sfx
    Tut1.swd→Test.swd
    Tut1.tom→Test.tom
    Tut1.wad→Test.wad
    Tut1.was→Test.was
  2. 独自レベル用のフォルダの作成
    1. TRLEをインストールしたフォルダにあるmapsフォルダにtestフォルダを作成します。
    2. maps\TUT1フォルダに入っている「Tut1text.tga」ファイルをtestフォルダにコピーします。
    3. コピーしたファイル名を「Test.tga」に変更します。

-テクスチャファイルの読み込み-

  1. ルームエディタを起動し最上部にあるメニューから、「Texture(テクスチャ)」→「Load TGA(テクスチャのロード)」を選択。
  2. maps\testフォルダに入っている「Test.tga」ファイルをロードします。
    画面の右側にテクスチャファイルが表示されます。
    実際にプレイする場合には、テクスチャを貼っていないと、画面が黒く表示されます。

-wadファイルの読み込み-

  1. ルームエディタの最上部にあるメニューから、「Object(オブジェクト)」→「Load Objects(オブジェクトのロード)」を選択。
  2. graphics\wadsフォルダに入っている「Test.was」ファイルをロードします。
  3. 「Object data loaded OK」というメッセージが表示されたら『OKay』を選択。
    画面の左下にオブジェクトが表示されます。

-ララをレベル内に配置-

  1. オブジェクトの上にある『Place Object』ボタンをクリックします。
  2. 右の画面に表示されている薄い青色のどこかをクリックします。
  3. ララらしきものが走っているようなものが表示されるはずです。
    ↓こんな感じ。
    trle104.jpg
    よくわからない時は、
    Page Upキー(ズームイン)
    Page Downキー(ズームアウト)
    方向キー(右の画面の回転)
    を使って確認してみてください。
    ララをレベル内に配置しないとゲームが起動しません。

-prjファイルのセーブ-

  1. ルームエディタの最上部にあるメニューから、「Project(プロジェクト)」→「Save(セーブ)」の順に選択。
  2. 「Do you really want to SAVE?」というメッセージが表示されたら『OKay』を選択。
  3. maps\testフォルダに、「Test.prj」という名前でセーブします。

-tomファイル(wadファイル)のセーブ

  1. ルームエディタの最上部にあるメニューから、「Project(プロジェクト)」→「Output Wad(wadファイルの出力)」を選択。
  2. graphics\wadsフォルダに、「Test.tom」という名前でセーブします。
  3. 「Room Wad Output」というメッセージが表示されたら、『OKay』を選択。

-tomファイルからプレイ可能なtr4ファイルへコンバート-

  1. ルームエディタが起動している場合は終了させておきましょう。
  2. タスクバーの「スタート」 → 「すべてのプログラム」 → 「EIDOS(またはCore Design)」 → 「トゥームレイダー:レベルエディタ」 → 「ツール」 → 「レベルコンバータ」の順に選択。
  3. レベルコンバータ(Tom2pc.exe)の左の方にある『Add』ボタンをクリック。
    graphics\wadsフォルダ内にあるTest.tomファイルを選択。
  4. レベルコンバータの右上にある『Build All』を選択。
    青いバーが表示され、何やら英語のメッセージが多数表示されるはずです。
    今は英語のメッセージは気にしなくても構いません。
    とにかく青いバーが表示されなくなったらOKです。
  5. dataフォルダ内に実際にTest.tr4ファイルがあるか確認します。

-Script.txtの編集-

  1. Scriptフォルダにある「Script.txt、English.txt、Script.dat、English.dat」とインストールしたフォルダにある「Script.dat、English.dat」をバックアップしておきます。
  2. Scriptフォルダにある「Script.txt」をメモ帳で開き、
    「Level=DATA\TUT1,107」の行を
    「Level=DATA\test,107」
    と変更して、セーブします。
  3. Scriptフォルダにある「English Script.bat」をダブルクリックします。
    これでレベルエディタをインストールしたフォルダと、ScriptフォルダにあるScript.dat、English.datが変更されます。
    ファイルの日付を確認してみてください。

-実際にプレイ-

  1. レベルエディタを起動して「New Game」を選択。
  2. 「Playable Tutorial Level」を選択します。

ここまでの説明では画面が黒いままで、ララが操作できるだけだと思います。
ここからはマニュアルを読んで一度レベルを作成してみてください。

  • テクスチャの貼り方
  • 部屋の作成、コピー、リサイズ、接続、造形
  • 敵、照明の配置

など基本的なことがわかります。
マニュアルではインストールしたばかりの状態を想定して書かれているのでバックアップした「Script.txt、English.txt、Script.dat、English.dat」とバックアップした「Script.dat、English.dat」を元に戻しておく必要があります。

レベル製作に慣れてくればマニュアルのように一部屋ごと完成させてゆくのではなくゴールまで一気に部屋を作成して、まとめてテクスチャを貼った方が楽です。

以下のサイトに日本語マニュアルがあります。


TRLEの日本語マニュアルのダウンロード先(海外)