TRLE講座
■wadの追加、アップデート、制限値の巻
Young Lara(以下Y):Zzzzzz。
Alphonse(以下A):ついに寝ちゃったよ。まいったなぁ。
マニュアルに記述されてないだけに大事なんだけどなぁ。
仕方ない前回同様解説調に変更と。
TRLEのwadのアップデート、追加のサンプルレベル
以下からwadのアップデート、追加のサンプルレベルがダウンロードできます。
tombraiderchronicles.com(海外)
その他WinXP、Vista用のパッチなど必要に応じてダウンロードしておいてください。
以下からロード時間を短くするパッチがダウンロードできます。
tomb4_xp_batch.zip(402KB)
TRLEの制限値について
■1つの部屋での制限値
- 照明類は合計32個まで。(カメラも含むので、推奨は20個くらいまで)
- 太陽光は1個だけ。
- ドア(入口)は最大20個まで。
- オブジェクトは最大100個まで。
- フライバイカメラのシーケンスは7個(1から7)まで。「8」は入力しても自動的に「7」になる。
そのため、1つのレベルでの制限値も7個(1から7)まで。
実際は8個(0から7)まで作成することができるが、シーケンスの「0」番はカットカメラが上手く機能しなかったりするため、実際に使用できるのは7個(1から7)まで。
理論的には1つの部屋で1つのシーケンスに32個までフライバイカメラを使うことが出来るが、照明の推奨値からして、おそらく12個ぐらいまでではないかと思われる。 - 部屋の高さ限界は-127から+128まで。(推奨は-120から+120まで)
- あまり多くの種類のテクスチャを使わない事。
広い部屋ほど、あれこれ設置する物が多くなるので気をつけること。
■1つのレベルでの制限値
- 部屋数は最大255。
ルームエディタでは255以上の部屋を作れるが、Tom2pc.exeにてエラーになる。
(部屋数は目安で、実際は床のスクエア数が20,000まで、10X10の部屋を200個でも限界になる。)
(64X64) x 20000=4096 x 20000 = 81920000(ドット)、
256X320000=81920000、256ドットの320000倍
32バイトの32万倍
2DMapは18x18x20の部屋(テクスチャの位置合わせあり、Max Room Verticesは1019)で16000辺りが限界。
数値はあくまで目安。
部屋を上下に分割したり柱を多用したりすると2DMapの値は増大するため200000辺りが限界か?
ちなみにマップ全体の広さとは関係なく、マップ全体をいくつの面で構成しているかが重要。
そのため広大な部屋と部屋の左右を全て接続した時と1個所だけ接続した場合や壁や柱を分割する前と後では値が大きく異なる。 - RAM容量の少ないPCでは部屋数が多くなる(200を超える)とトラブルになり易い。
- オブジェクトは最大2000個まで。
ここでのオブジェクトとは照明、カメラ、トリガ、部屋の接続数も含めた総数。
動的オブジェクトは224からWarningが表示され、256個まで配置可能だが、
255個だとCROSSBOWで攻撃できなくなる。
おそらくCROSSBOWの弾丸が動的オブジェクトとして使用されている模様。 - トリガ類は最大512個まで。275からWarningが表示される。
- フリップマップは0~255までの数値で使う事が出来る。
ただし10だけはFLIPON、FLIPOFFが使えない。
フリップマップは9個くらいまでが限度だと言われてますが、確認はしていません。 - 点灯してる炎は25個まで、必要ない炎は、ANTITRIGGERトリガで消灯する事。
(トーチが機能しないとか、双眼鏡の照明使用時にトラブルが生じます) - すべてのテクスチャ(wadにあるものも含め)を示すTexturePageは、20まで。
21になると水中の泡などのスプライトエラーがコンバート時に表示される。
20手前19、18あたりでテクスチャの絞込みを行うこと。
テクスチャのtgaファイルはサンプルのファイルサイズを参考に。
それ以上になる場合は、21を越えないよう使用するテクスチャを選定すること。
その他
PC環境によっては、ファイアウォールが原因でトラブルを招く事があります。
LoadCameraの値が実際とScript.txtでの設定値があまりに違うと、Laraが死んだ後の再読込み時にゲームが強制終了する原因になります。
Script.txtのLoadCameraの値を
LoadCamera=0,0,0,0,0,0,255
とすることで強制終了しなくなります。