TRLE Level BOX
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NGLE講座

■Detector=

サンプルレベル

http://www.trlevelmanager.eu/download/elevator_detectors.zip

構文

Detector=Flags(DTF_..), MetricScale, MetersOfRange, Target Items array

記述場所

[Level]セクションで使用します。

インスタンスの最大値

特にありません。

使用例

;Detectorを常に表示し、高度4の目盛で、インデックス730を検索するよう設定する。
Detector=DTF_ENGAGE_ALWAYS, 4, IGNORE, 730

機能概要

リアルタイムでターゲットの位置を特定します。
Detectorには2つのモードがあります。
サンプルレベルにあるポインタモードとレーダーモードです。
どちらのモードも、このコマンドで設定する必要があります。
ポインタモード
ngle00362_01.jpg
レーダーモード
ngle00362_02.jpg

記述時の注意点・備考

「ENGAGE」で始まるDTF_フラグは、1つしか選択できません。
レーダーモードでは、サンプルレベルDetectR.wadにあるMISC_SPRITEオブジェクトがwadに必要です。
Detectorに不慣れなプレイヤーのためにReadmeに説明を書いたり、FLIPEFFECTトリガを使ってゲーム画面に説明を表示するとよいでしょう。

各フィールドの説明

Flags(DTF_..)
このフィールドには、Detectorの機能を設定するDTF_フラグを入力します。
このフラグはゲーム内でDetectorを起動する方法とモードを設定します。
現在、次のフラグがあります。
DTF_ENGAGE_ALWAYS
このフラグは、ゲーム開始と同時にDetectorを表示し、ターゲットを入手すると消します。
DTF_ENGAGE_IN_RANGE
このフラグは、DetectorをMetersOfRangeフィールドで指定された範囲内のターゲットに近づいたとき自動的に表示します。
例えば50メートルに設定すると、ターゲットから50メートル以内でDetectorは表示され、50メートル以上離れると消えます。
DTF_ENGAGE_INVENTORY
このフラグは、他のアイテムと同様にDetectorを設定します。ララはそれを拾う必要があります。(サンプルレベルではDetectorはQUEST_ITEM1になります)
インベントリーで選択すると、Detectorが表示されます。画面から削除するときは、インベントリーから「Cancel」を選択します。
DTF_REQUIRED_ITEM
このフラグは、上記のENGAGEフラグに、QUEST_ITEM1アイテムが必要であると設定します。
例えば、DTF_ENGAGE_ALWAYS + DTF_REQUIRED_ITEMフラグを使用すると、Detectorは、ララがピックアップした場合にのみ(常に)表示されますが、インベントリーでは表示を消すことは出来ません。
DTF_ENGAGE_INVENTORYフラグはDTF_REQUIRED_ITEMフラグと同じ意味になるためどちらか一つのフラグだけで構いません。
DTF_ENGAGE_IN_RANGEフラグを使用した場合、Detectorを表示するためには以下の2つの条件が必要です。
  • ララがピックアップしたQUEST_ITEM1がインベントリーにある。
  • ターゲットが指定範囲内にある。あるいはララが指定範囲まで近づく。
DTF_RADAR_MODE
このフラグは、Detectorをレーダーモードに設定します。このフラグを設定しない場合、Detectorはポインタモードで動作します。
2つのモードの間には大きな違いがあり、いくつかのフィールドとフラグは特定のモードでのみ機能します。
ポインタモード
このモードは、1つのターゲットに対してのみ機能します。最初のターゲットがピックアップ(または強制終了)されると、Detectorはリスト内の2番目のターゲットをポイントし始めます。
ポインタは常にララの位置を基準にしています。円上のラインがララとターゲットの向きを示し、右横のラインがララとターゲットとの高度を示しています。
レーダーモード
このモードは、レーダーの範囲内にあるすべてのターゲットを同時にスキャンすることができます。
レーダーの範囲は半径6 x MetricScaleで与えられ、数字「6」はレーダーの目盛の数です。
例えば、MetricScaleフィールドに2メートルを設定した場合、レーダーからの距離が12メートル以下の場合にのみ、ターゲットがレーダーに表示されます。
レーダーのターゲットは常にアップサイド=北で表示されるため、ララは北に向いて、ターゲットが左右にあるかどうかを知ることができます。
DTF_FAST_RADAR_SCAN
このフラグは、レーダーモードでのみ使用されます。DTF_FAST_RADAR_SCANフラグを設定すると、ターゲットのスキャンが高速になります。
レーダーモードでは、レーダーの針がターゲットに「触れる」ときにのみ、ターゲットの位置と距離が更新されることに注意してください。
DTF_SWINGING_POINTER
このフラグは、ポインタモードでのみ機能します。
よりリアルなDetectorにするためインベントリーのコンパスのようなポインタの揺れを追加することができます。デフォルトでは、ポインタは正確にターゲットを指しています。
DTF_INVERSE_VPOINTER
このフラグは、ポインタモードでのみ機能します。
高度計(Detectorの右横のライン)でラインの位置を反転することができます。
デフォルトでは、赤い浮動線はララを示し、中央の固定線はターゲットの位置を示します。
この関係が論理的でないと考えるなら、このフラグを使用して浮動線をターゲットの位置に、固定線をララの位置にすることができます。
DTF_NONE
このフィールドにフラグを設定しない場合は、DTF_NONEフラグを使用できます。
MetricScale
このフィールドには、高度計またはレーダーの目盛の距離をメートル単位で入力します。
IGNOREと入力すると、デフォルト値の2メートルが使用されます。
ゲームの1ブロックは2メートルのため目盛として2を設定すると、Detectorの目盛は1ブロック(つまり2メートル)になります。
ポインタモード
このフィールドは高度計(Detectorの右横のライン)でのみ機能します。このモードでは目盛の値を小さくする方が良いでしょう。(デフォルト値「2」で正解)
レーダーモード
レーダーの範囲は半径6 x MetricScaleで与えられ、数字「6」はレーダーの目盛の数です。
例えば、距離100メートル(50ブロック)など、非常に遠くのターゲットがレーダーに映るようにするには、(100/6)=(約)16メートルのような値を目盛として設定する必要があります。
このモードでは、少なくともプレイヤーがターゲットがわかるように大きな値を使用することをお勧めします。
MetersOfRange
このフィールドには、Detectorをゲームに表示するのに必要なターゲットの距離(メートル)を入力します。
このフィールドは、DTF_ENGAGE_IN_RANGEフラグを設定した場合にのみ使用されます。
DTF_ENGAGE_IN_RANGEフラグとレーダーモードを使用する場合は、MetricScaleで計算された範囲と同じ値で範囲のメーターを合理的に設定することができます。
例えば、2(デフォルト)をMetricScaleに設定すると、ターゲットは2 x 6 = 12メートル内にある場合にのみ表示され、MetersOfRangeでも同じ値(12)を設定できるようになります。
Target Items Array
このフィールドには、Moveableインデックスを1つ以上入力します。
インデックスとはマップでオブジェクトを選択し、黄色の枠の中にある数字です。
スロットインデックスは関係ありません。
2つ以上のインデックスを入力する場合は、コンマで区切る必要があります。
例えば:
Detector=DTF_REQUIRED_ITEM+DTF_ENGAGE_IN_RANGE, 2, 30, 365, 372, 373, 375, 377
上の行では、「2」の値はMetricScaleであり、「30」はMetersOfRangeであり、他のすべての数値(365,372,373,375,377)はモニタするMoveableインデックスです。
備考:
アイテム配列のリストは、レーダーモードまたはポインタモードを使用している場合、異なる方法で動作します。
ポインタモード
Detectorは1つのアイテムの位置のみを表示します。
上記の例では最初のインデックス365が、ターゲットです。
最初のインデックス(上記のサンプルで365)をピックアップするか倒された場合だけ、Detectorは2番目のアイテム(上記の例ではインデックス372)を表示します。
このモードでは、リストの次のアイテムをDetectorが表示しないため、倒したりピックアップできないアイテム(DOORやANIMATINGなど)を使わないでください。
ターゲットとして倒したりピックアップできないアイテムを設定したい場合は、以下のようにしてください。
- レーダーモードを使用します。なぜなら同時にリストのすべてのターゲットを表示できるからです。
- リストの最後に倒せないアイテムのインデックスを置きます。
- アイテムを取り除く(倒す)ためにACTIONトリガを使用します。
レーダーモード
すべてのターゲットが同時に表示されますが、レーダーの範囲(半径6 x MetricScale)に近づいたターゲットのみがレーダーに表示されます。
レーダーは、垂直位置に応じてさまざまな方法でターゲットを表示します。
ターゲットがララと同じ高さ(床)にある場合、ターゲットは少し点滅する円のように表示されます。
言い換えれば、ターゲットがララ(4メートル以上)の上にあるときは、頂点が北を指す三角形のように表示され、ターゲットがララ(4メートル以上)の下にあるときは、三角は南を指します。

関連項目

特にありません。

関連リンク(英語)

http://www.tombraiderforums.com/showthread.php?t=211840