NGLE講座
■レベル製作の順序
レベル製作の順序は、
以下のようになります。
- インストール
- NGLE(Ngle.exe)の起動
- NGLE(Ngle.exe)の終了
- 独自レベル用の準備
- テクスチャファイルの読み込み
- wadファイルの読み込み
- ララをレベル内に配置
- prjファイルのセーブ
- tomファイル(wadファイル)のセーブ
- tomファイルからプレイ可能なtr4ファイルへコンバート
- Script.txtの編集
- 実際にプレイ
-インストール-
インストールに関してはNGLEのインストールを参照してください。
レベルの作成を始めるとさまざまな設定を変更するので、インストールしたフォルダごとバックアップを取っておきましょう。
-NGLE(Ngle.exe)の起動-
- NG_Centerのショートカットアイコンがデスクトップ上にあればそれをクリックします。
なければ、NG_CenterをインストールしたフォルダからNG_Center.exeをダブルクリックして、左から3番目のアイコンをクリックしてNGLEを起動します。
↓NGLEが起動します。
うまく起動しない場合は、デスクトップの解像度と、表示色数を変更する必要があるかもしれません。 - 画面の一番下にあるボタンの列を表示するには、AltとEnterキーを同時に押して全画面表示にし、タスクバーが隠れるようにします。
これで全体が画面に入るようになります。
-NGLE(Ngle.exe)の終了-
- NGLEの最上部にあるメニューから、「Project(プロジェクト)」 → 「Quit」の順に選択。
- 「QUIT:Are You sure?」というメッセージが表示されたら、『OK』を選択。
-独自レベル用の準備-
- 独自レベル用のファイルの作成
NGLE\graphics\wadsフォルダを開きます。
(NG_Centerの左から5番目のアイコンをクリックするとNGLEをインストールしたフォルダが開きます。)
そこに入っているファイルをコピーし、ファイル名(拡張子はそのまま)を変更します。
ここでは説明上Tut1をTestに変更します。
Tut1.cd→Test.cd
Tut1.lar→Test.lar
Tut1.raw→Test.raw
Tut1.sam→Test.sam
Tut1.sfx→Test.sfx
Tut1.swd→Test.swd
Tut1.tom→Test.tom
Tut1.wad→Test.wad
Tut1.was→Test.was - 独自レベル用のフォルダの作成
- NGLE\mapsフォルダにtestフォルダを作成します。
- maps\TUT1フォルダに入っている「Tut1text.tga」ファイルをtestフォルダにコピーします。
- コピーしたファイル名を「Test.tga」に変更します。
-テクスチャファイルの読み込み-
- NGLEを起動し最上部にあるメニューから、「Texture(テクスチャ)」→「Load TGA(テクスチャのロード)」を選択。
- maps\testフォルダに入っている「Test.tga」ファイルをロードします。
画面の右側にテクスチャファイルが表示されます。
実際にプレイする場合には、テクスチャを貼っていないと、画面が黒く表示されます。
-wadファイルの読み込み-
- NGLEの最上部にあるメニューから、「Object(オブジェクト)」→「Load Objects(オブジェクトのロード)」を選択。
- graphics\wadsフォルダに入っている「Test.was」ファイルをロードします。
- 「Object data loaded OK」というメッセージが表示されたら『OK』を選択。
画面の左下にオブジェクトが表示されます。
-ララをレベル内に配置-
- オブジェクトの上にある『Place Object』ボタンをクリックします。
- 右の画面に表示されている薄い青色のどこかをクリックします。
- ララらしきものが走っているようなものが表示されるはずです。
↓こんな感じ。
よくわからない時は、左のShiftキーを押しながら
Page Upキー(ズームイン)
Page Downキー(ズームアウト)
方向キー(右の画面の回転)
を使って確認してみてください。
ララをレベル内に配置しないとゲームが起動しません。
-prjファイルのセーブ-
- NGLEの最上部にあるメニューから、「Project(プロジェクト)」→「Save(セーブ)」の順に選択。
- maps\testフォルダに、「Test.prj」という名前でセーブします。
-tomファイル(wadファイル)のセーブ
- NGLEの最上部にあるメニューから、「Project(プロジェクト)」→「Output Wad(wadファイルの出力)」を選択。
- graphics\wadsフォルダに、「Test.tom」という名前でセーブします。
- 「Room wad output」というメッセージが表示されたら、『OK』を選択。
-tomファイルからプレイ可能なtr4ファイルへコンバート-
- NG_Centerの一番左のアイコンをクリック。
- レベルコンバータ(NG_Tom2pc.exe)の左の方にある『Add』ボタンをクリック。
graphics\wadsフォルダ内にあるTest.tomファイルを選択。 - レベルコンバータの右上にある『Build All』を選択。
青いバーが表示され、何やら英語のメッセージが多数表示されるはずです。
今は英語のメッセージは気にしなくても構いません。
とにかく青いバーが表示されなくなったらOKです。 - dataフォルダ内に実際にTest.tr4ファイルがあるか確認します。
-Script.txtの編集-
- Scriptフォルダにある「Script.txt、English.txt、Script.dat、English.dat」とインストールしたフォルダにある「Script.dat、English.dat」をバックアップしておきます。
- NG_Centerから、
「Level=DATA\TUT1,107」の行を
「Level=DATA\test,107」
と変更して、『Save』します。 - NG_Centerから、『Build』します。
これでNGLEをインストールしたフォルダと、ScriptフォルダにあるScript.dat、English.datが変更されます。
ファイルの日付を確認してみてください。
-実際にプレイ-
- NG_Centerの左から2番目のアイコンをクリックし、ゲームを起動し「New Game」を選択。
- 「Playable Tutorial Level」を選択します。
ここまでの説明では画面が黒いままで、ララが操作できるだけだと思います。
一旦ゲームを終了し、NGLEも終了してください。
TRLEユーザの方は既におわかりと思いますが、NG_Centerから「NGLEの起動」「レベルコンバータの起動」「Script.txtの編集」「datファイルの作成」とすべて行うことができます。
しかも、NGLEを終了させることなく、コンバートが出来るようになりました。