製作秘話

フリップマップの未使用。

以下の理由から今回も前回同様フリップマップを使用しないでレベルを製作してみました。

1. フリップマップにはバグがあるのでは？
   これまでの経験からそんな風に感じていたため
2. どのくらいまでマップが広くても大丈夫なのか？
   フリップマップを使用すると狭い部屋でもデータ上は2倍になってしまうので、
   正確にどのくらいまでなら大丈夫なのかというのを調べてみたかったから。

部屋を明るく作成する。

前作のCrystalシリーズが全体的に暗かったので昼間の屋外ばかり登場してます。

船の造形。

2作目「Escape From The Ship」で一度作成していたのですが、
Red Kingdomが呉をイメージしたため船は必須という事で登場させました。

霧の使用。

今回初めて使ってみました。
自分のPCでは上手く表示できないと思っていたのに表示できたので
水平線を誤魔化すのにカメラと一緒に使用しています。
Macでは誤動作の原因になると後になって知りましたが、
そのままにしてあります。

後ろ向きの敵。

わざと敵を後ろ向きにしてトラップを意識させないようにしてあります。
本来なら伏兵をイメージして後ろ向きの敵に近づいた時に後ろから強襲という形にしたかったのですが。
ララの射程距離では近づく前に倒せてしまうし、
トラップ発動時に兵士を登場させると兵士はトラップに無傷だし
ということで今のような形になりました。
投石器とかも実現させたかったのですが技術的に出来ませんでした。

船内。

外観だけで精一杯で内装まで凝ったことは出来ませんでした。
2作目「Escape From The Ship」とネタが被るし、メインではないのでこのような形になりました。

八角形の塔。

三国志の頃にあったかどうか不明ですが、中国の塔といえばこれだろうという事で作ってみました。
地平線の黒い境界が見えるので、Horizonオブジェクトを変更してあります。

緑の敵。

以前から使ってみたかったので使ってみました。
少し足が短いようですが、パズルをセットする像との関係でこのような形になりました。
動きのアニメはTR2の敵を解析したり、WADMergerのアニメーションウィザードを使用して作ってみました。
アニメーションウィザードは使い物にならないと思っていたのですが、今回はかなり役に立ちました。
TR2のようにパズルをセットしてから像が動き始める演出とかしたかったのですが、
煙が上手く出せないので断念しました。
後日「Jungle Ruins 3」の演出で「ヤラれた」と思いましたが、フリップマップを使いたくなかったのと、
像が人のようになるのも変なので止めておきました。

塔の2階の敵。

戦闘中にゲームが強制終了するバグが発生しました。
1作目「Escape From The Tower」と同様、壊れるオブジェクトと敵を一緒に配置するとマズイのかも？
Catacombでは一緒に配置しているし、HEAYVトリガとの兼ね合いなのかも？
原因不明なので、壊れるオブジェクトをドアに差し替えました。
それでも、直らない。部屋を分割しすぎたのか？
後日、像にセットするパズルで敵をトリガするとゲームが強制終了する現象に遭遇。
そのためパズルの順序を入れ替えました。

水路。

無くてもいいようなものですが、水路がないと呉のイメージにあわないと思い作りました。
シークレットで利用できましたが、部屋の数が急増してしまいました。

マップを広くする。

マップを広くする予定でしたが、水路で部屋数が急増してしまい今のような形になりました。
魏が広いので、呉はこれくらいでもいいかなと勝手に納得してます。

ララの衣装を変更。

ララの衣装を変更したので、季節感を少しでも出そうと紅葉を入れてみました。

照明の設置。

海外のチュートリアルを参考に照明の強さを設定してあります。
今回はCrystalシリーズの反省を踏まえて暗くならないよう照明が多めです。

シークレットの設置。

マップが狭いので一箇所に集中させてみました。
難易度的にはいい感じかも。

個人の限界を超えた問題。

難易度設定はいつもの事で、自分ではどうしようもありません。

海外のチュートリアルの利用。

海外のチュートリアルの作り方を参考にレベル製作をしています。

まとめ。

呉は水中をメインにしたレベル。（Red Kingdom）
とは決まっていたものの、船を登場させ水路を作ったら部屋数が200に近づいてしまい大したことが出来ませんでした。
水中回廊とかできたはずですが、水中では泳ぐしかないのでネタ切れのためこのような形になりました。
今回は必要になるたびにメッシュを変更していたので結構手間でした。
最初から必要なオブジェクトが揃っている方が作りやすいかと思います。