製作秘話
■製作秘話
お暇でしたら
今回のレベル製作で感じたことを製作順にメモ代わりにいくつか書いておきます。
レベル製作の一助になれば幸いです。
■製作当初:
バトルをメインにする。
少女時代のララを使用した反動でバトルさせまくりです。
フリップマップの未使用。
以下の理由から今回も前回同様フリップマップを使用しないでレベルを製作してみました。
- フリップマップにはバグがあるのでは?
これまでの経験からそんな風に感じていたため - どのくらいまでマップが広くても大丈夫なのか?
フリップマップを使用すると狭い部屋でもデータ上は2倍になってしまうので、
正確にどのくらいまでなら大丈夫なのかというのを調べてみたかったから。
部屋を明るく作成する。
前作のCrystalシリーズが全体的に暗かったので昼間の屋外ばかり登場してます。
マップを広くする。
前作のCrystalシリーズの後半ではカスタムモンスターに挑戦しましたが、
WADMergerではアニメが上手く作成できないのと、思った以上に手間なのでその分マップを広くしてみました。
Blue Kingdomが魏をイメージしたから大国という感じを出すためでもあります。
■製作中盤:
バトルをメインにする。
三国志を舞台に持ってきたので
東の青龍、南の朱雀、西の白虎、北の玄武
という方角の守り神を想定してみました。
南の朱雀はHarpyを赤くすればOKなのですぐできました。
西の白虎はTRSearch.orgにホワイトタイガーがあったのでそのまま流用です。
北の玄武はクロコダイルの胴体を変更し、尻尾を透明にして作成しました。
ここまでは結構簡単だったのですが、東の青龍がTR2のドラゴンだとデカ過ぎるので、TR5からヒドラ(?)を流用です。
TRSearch.orgには欲しいものがありませんでした。
上手く動作してくれないので大変でしたが、CrystalシリーズでDemigodを変更したノウハウが役に立ちました。
最初はメッシュを変更する気などなかったのですが青龍を作ってしまったので、
兵士やら何やらいくつか変更を加えました。
結局、カスタムの敵がGreen Kingdomで登場することになってしまいましたが。
今回はオブジェクトを先に作成してから部屋を製作してみました。
複数のHorseMan。
海外のチュートリアルを参考に作成しました。
三国志の世界では騎兵が主戦力なので、これでもかというぐらい登場してます。
Red Kingdomの攻略途中からBlue Kingdomに戻りますが、
騎兵といえば魏だろうという考えのもと敢えてBlue Kingdomで戦わせています。
Green Kingdomの攻略途中でもBlue Kingdomに戻りますが、関羽千里行を再現したつもりです。
赤壁の頃、関羽千里行は終わっているので時間軸を無視してますが。
ララダブル。
以前から使いたかったので使ってみました。
Harpyと一緒にいないと意味ないので、ここぞとばかり使ってみました。
クロスボウの使用。
三国志の頃なので2丁拳銃を最初からクロスボウに出来ればいいのですが、
技術的に出来ないのでショットガンやリボルバーではなくクロスボウを使ってます。
LaserSightもその時代にあったネーミングにしても良かったのですが、名案もないままそのままです。
ただ、HorseManにはあまり効果がないので、UZIだけは登場させています。
門前の龍。
複数の壊すオブジェクトを使いたかったので、門前に龍を設置してみました。
元々はTRSearchからTR7のドラゴンを持ってきたのですが、頂点数が多すぎたので、
Metasequoiaというソフトで頂点数を減らして今のような形になりました。
バトルメインの弊害。
Crystalシリーズと全く逆なのでアイテム不足を補うため、あちこちにアイテムがあります。
また、敵を倒さないと先に進めないようにするためドアが多くなり、
結果として制限値までとはいきませんが、オブジェクトのWarningが出てしまいました。
マップを広くする。
マップを広くするとどうしても走るだけの部屋が出来てしまうので、
カメラでいくつか誤魔化したり、意味もなくしゃがんだりさせています。
ララの衣装を変更。
ララの衣装を変更する必要を感じなかったのでこれまで変更してきませんでしたが、
目先を変える意味でTRSearch.orgから流用です。
■製作終盤:
ResetHUBに戸惑う。
少女時代のララからの連作のため、ResetHUBをScript.txtに設定しました。
すると、次のレベルから帰ってくるとドアが閉まったりするので、
最初のレベルのみResetHUBを設定しています。
シークレットのアイテムがなくなったので、最後のレベルに急遽シークレットを追加しました。
メモ代わりにResetHUBについて
- ResetHUBはレベル間でララの衣装やメッシュを変更した際に必須です。
- ResetHUBの設定してあるレベルに戻るとパズルが全て初期状態に戻ります。
- ResetHUBの設定してあるレベルから次のレベルへ移るとパズルアイテムが無くなる。
照明の設置。
海外のチュートリアルを参考に照明の強さを設定してあります。
今回はCrystalシリーズの反省を踏まえて暗くならないよう照明が多めです。
シークレットの設置。
全てのシークレットを操作しないとアイテムが取得できないようにしました。
ネタ切れということもあり、シークレットでは時間制限を使用しています。
個人の限界を超えた問題。
難易度設定はいつもの事で、自分ではどうしようもありません。
海外のチュートリアルの利用。
海外のチュートリアルの作り方を参考にレベル製作をしています。
製作意図。
三国志の世界ということでイメージは早くからありました。
魏は騎兵をメインにバトルのレベル。(Blue Kingdom)
呉は水中をメインにしたレベル。(Red Kingdom)
蜀はパズルをメインにしたレベル。(Green Kingdom)
といった具合です。
国のカラーリングはコーエーのゲームのイメージから触発されたもので、中国の人が見たら苦笑ものでしょう。
魏に相当するBlue Kingdomに大平原とか登場しても良かったのですが、
前作のCrystalシリーズで連作は3ぐらいが適当という考えからこのような形になりました。
これでもかなりの広さです。
ララの武器とか変更できればもっとらしくなったのですが、今の私の技術では出来そうにありません。