TRLE Level BOX
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製作秘話



■製作秘話

お暇でしたら
今回のレベル製作で感じたことを製作順にメモ代わりにいくつか書いておきます。
レベル製作の一助になれば幸いです。


■製作当初:

カスタムテクスチャの使用。

製作当初はまさにこれが最大のメインでした。
そのため当初は膨大な量のテクスチャがありました。
船を造形するたびに必要でないものを削除して行くダイエット作業に追われました。

人工物(今回は船)の造形。

外から見える部屋に実際に入って見るとこうなるというのを実現させたかった。
通常は外から見ることがないようレベルは作られているのでわかりませんが、
案外部屋の中ばかりだと外から見た時、とんでもなく歪な形をしているという
1作目を製作中に感じていた不満を解消するためと、
実際そのような造形で製作するとどんな感じになるのか確かめて見たかった
というのがあります。
その結果、船の内部に関しては必要以上に高い部屋がなく
トラップ用に歪な形の部屋もなくなりました。
1作目がやたら高い部屋ばかりだったので、今度はそれは止めようというのもあります。
どうも見栄え重視にするには横、縦のスクエアは偶数で製作するといいようです。
小道具のサイズが大きいものはほとんど2スクエア分のサイズで作られているためです。
高さは4の倍数が目安になります。
テクスチャが64x64ピクセルの場合、部屋の高さが4の時、綺麗に表示されるためです。

探索をメインにしたようなレベルにする。

トラップ用に歪な形の部屋が作れないからこの目的が発生したようなものです。
製品版でも探索型レベルとトラップ満載レベルと別々に存在しているような感があるのはそのためだと思われます。

トーチを持ってどこまで何が出来るか。

船の造形中に思いついた目的です。
TR4でもっとトーチを持って探索させたいと思っていたのでカスタムレベルで試してみました。
しかし、納得です。トーチを持っていると聖火ランナー程度にしかアクションが出来ません。
ジャンプしても掴まれない。しゃがめない。水中では自動的にトーチを手放してしまう。変なところにトーチを投げると拾えない。
などです。結果、船の造形にも絡みますが、段差のない造形になっています。

WADMergerを使ったカスタムオブジェクトの使用。

当初は使用するつもりはなかったのですが、試しに使って見ると案外使えるので
調子に乗って使いまくりです。出来ることが増えると欲張りなもので、自作の小道具とかを3Dで。。。
とか思いますが、よほど使いやすいツールがない限り自作の小道具は手間の割に効果の程が疑わしいです。
レベル完成後、しばらくしてからMetasequoiaというソフトがあるのを知り、船の舵などを自作しました。

フリップマップの使用。

船を造形中に思いついた目的です。地震を起こすか、水位を上げるかしかなかったですが、
水位をあげて先に進むのはTR4にあるし、船内で地震というのはTR5にあるので、結局最後シークレット対策として使用しました。
1作目でも使用していますが、わかりにくいので、今回は思いきって使ってみました。
フリップの番号に関係なく、フリップマップをトリガすると、効果音がしなくなるというバグが発生しましたが、最終的に水位が上昇したときの状態を
優先させてあります。

■製作中盤:

暑さとの戦い。

製作時期が夏ということもあり、暑さとの戦いでした。
ララが水中を泳いでいるとはいえ私が泳いでるわけではありませんから。

テクスチャに始まりテクスチャに終わる。

1作目でその奥の深さにはやられていたので、あまりこだわりませんでしたが、
カスタムテクスチャということで、
不要なテクスチャを削除。使用頻度の高いテクスチャをtgaファイルの先頭へという
単純作業がかなり時間の浪費になったような感じがあります。
テクスチャはかなり使うものを絞りこんだほうがいいようです。

WADMergerの是非。

便利です。使いすぎると痛い目にあう手本のようなツールです。
テクスチャ同様、オブジェクトは使うものを絞りこんだほうがいいようです。

■製作終盤:

無計画なテクスチャ、オブジェクトの配置。

終盤になる程、無計画なテクスチャ、オブジェクトが頭を悩ましました。
不要なテクスチャを削除。使用頻度の高いテクスチャをtgaファイルの先頭へという単純作業。
必要なオブジェクトを既存のファイルから探索。取り込み、レベル内へ配置。
動作確認してカスタムレベル用への修正という作業の繰り返し。
造形が終わったあとはその作業ばかりでした。
レベル完成後、しばらくしてからTBuilderというソフトがあるのを知り、
テクスチャの管理が飛躍的に向上しました。

1.の単純作業によるモチベーションの低下。

テクスチャ、オブジェクトにこだわるあまり、海中の造形がいい加減になった感があります。
海底の造形をもっと複雑に出来たのですが、海底水路の距離が大幅に変わるのを恐れてそのままにしてあります。
自然の造形は自分でもまだまだなという感じがします。奥深いです。
次で述べる照明についても色々書いてますが、実はこのレベルに飽きたんですね。正直。

照明の問題。

今回もPCによって明るさは違うのでチュートリアルレベルを参考に基本環境光に設定しました。
船内はトーチを持って動きまわると照明の必要を感じなかったので、窓際以外は設定してありません。
海中も水の効果で照明効果が出ていることとして息継ぎ場以外設定してありません。
海底水路に少しはあってもよかったですが、PCによって明るさは違うので断念しました。
製品版はララに少しでも影が出来るよう各部屋にあるようですが、
照明をつけすぎて思わぬエラーが発生するのが嫌だし、
どれほどの効果が期待できるかわからないために照明は設定しませんでした。

個人の限界を超えた問題。

どこまで探索型のレベルと認識してもらえるか疑問です。
今回は逆走し放題なので、船への入口すら見つからず断念してしまうかも知れませんし、
あっという間にすべての入口、仕掛けを解いてしまうかもしれません。
こればかりは調整しようがないので当初の予定のままにしてあります。
製作者の私がFlyCheatなしでシークレットも取得してクリアすると30分少しでクリアできてしまいました。